【第2回】FX取引業者と取引形態について(DD編)

こんばんは、World Link Forex運営事務局のSAMです。

今回のコラムは『FX取引業者と取引形態について(DD編)』です。

FXブローカーを選定する際に重要な事項ですので、ぜひご参考にされてください。

それではどうぞ。

DD(Dealing Desk)方式

国内のほとんどの取引業者はDD方式です。ディーラーが存在するのが特徴です。

ディーラーはいくつかの方法を使って、顧客の注文を処理しています。その方法を見ていきましょう。

 

ノミ行為

取引業者がDDで可能な1つの取引方法としてノミ行為があります。
漢字で書くと「呑み行為」です。顧客の注文を取引業者が飲み込んでしまうことから、この名前がついたといわれています。
顧客の注文は取引業者がいったん決済します。その時点では顧客とは反対のポジションをもつことになります。

顧客の利益取引業者の損失
 顧客の損失取引業者の利益

になります。

統計的には顧客の9割が負けるといわれているので取引業者は顧客が負けた分だけ利益になります。
こうして取引業者と顧客との間に利益相反が生じることになります。

 

ノミ行為のイメージ

dd

カバー取引

他の取引方法としてカバー取引があります。

これは顧客の注文をカバー先の金融機関に流します。要するに顧客の注文をそのまま提携している金融機関に注文しなおします。
この取引の場合は取引業者の利益はスプレット分だけで、顧客が勝っても負けても業者には関係ありません。

カバー取引のイメージ

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実際にはどうなっているの?

国内の業者の殆どはDD方式で、呑み行為とカバー取引の両方を併用しているといわれています。

その根拠は金融庁のモニタリングレポートです。63pから65pを読んでみてください。以下に一部抜粋します。

spread_coverritsu

業界平均カバー率が40.3%しかありません。しかし、4社はフルカバーしているので安心・・・ではないのです。
その理由としてカバー先が1社しかありません。つまり、その1社がカバーしてくれなければ、取引できなくなりますね。
カバー先は多いほうがいいのです。しかしカバーできればよい、というものでもありません。
生身の人間が処理するわけですから当然裁量の余地があります。顧客に不利な裁量が働くことも考慮に入れなければならないでしょう。

 

今回のポイント

  • 国内のほとんどの取引業者はディーラーが介在するDD方式。
  • ディーラーは『ノミ行為』と『カバー取引』で顧客の注文をさばく。
  • ノミ行為は取引業者と顧客との間に利益相反が生じる。カバー取引はスプレッド分だけの利益。
  • 生身の人間が介在するので、裁量の余地がある。

 

次回は海外業者に多い『NDD編』を掲載予定です。お楽しみに!

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