【第4回】ゼロカットシステムについて

こんばんは、World Link Forex運営事務局のSAMです。

今回のコラムは『ゼロカットシステムについて』です。

海外FXブローカーを利用する大きなメリットの一つを分かり易く解説していただきます。

それではどうぞ。

ゼロカットシステムとは?

ハイレバレッジで取引できる海外FX業者、勝ったときはいいけどロスカットが遅れて負けたときは借金を背負うはめになるんじゃ、と心配な方もいると思います。

しかしこの点は国内業者と海外業者では大きくシステムが異なります。

口座残高がマイナスになったとしてもゼロにも戻してくれるのです。

この大きなメリットを理解していく前に、まずは証拠金維持率とマージンコールについて知っておきましょう。

証拠金維持率とマージンコール

証拠金維持率は次の式で表すことができます。

 証拠金維持率(%)=有効証拠金÷必要証拠金×100

有効証拠金は口座資産と保有ポジションの評価損益を合計した金額です。

例えばマージンコールが証拠金維持率100%、ロスカットレベルが証拠金維持率50%の業者でドル円をレバレッジ400倍で10000通貨買った場合を想定しましょう。

証拠金は2500円なのでちょうど2500円を口座に振り込みました。このときの証拠金維持率は100%です。

仮に99、90円に下がったとき評価損益は10000×-0.1=-1000円で有効証拠金は2500-1000=1500円になります。
このときの証拠金維持率=1500÷2500×100=60%です。マージンコール証拠金維持率100%を下回っているので取引業者からは、危ないですよ、という警告がきます。

運悪くさらに下がって99.80円になったとします。評価損益は10000×-0.2=-2000円なので有効証拠金は 2500-2000=500円になります。このときの証拠金維持率は500÷2500×100=20%になります。ロスカットレベル証拠金維持率50%を下回っているので、このときはもうすでに強制決済された後です。

では証拠金維持率50%のとき、すなわちドル円がいくらのとき強制決済されるのでしょうか。上の式を変形して

 有効証拠金=証拠金維持率(%)×必要証拠金÷100

有効証拠金=50×2500÷100=1250円になります。

そのときの評価損益は1250-2500=-1250円なので -1250÷10000=-0.125円下がったとき、99.875円になります。99.875円で強制決済されることがわかったうえで取引すべきです。

口座残高ってマイナスになるの?

ではなぜ口座残高があるうちに強制決済されずに残高がマイナスになりうるのでしょうか?

その理由は週またぎのギャップと急激な相場変動の2パターンあります。

週またぎのギャップ

ポンドドルの週足チャートを見てください。矢印の個所がギャップです。

gap1

この空白の値段では売買が成立していないので、いくらロスカットレベル証拠金維持率に達したからといってもロスカットできないのです。

急激な相場変動

次に急激な相場変動です。次の動画はスイスフランショックのときの値動きです。

たった1秒たらずです。たとえ逆指値注文を入れておいてもインターバンクで大量の注文が先に執行されるので個人の注文は間に合いません。
(音楽は楽しげですが、かなりエグイ値動きです・・・。)

以上の理由から国内業者の場合、口座残高がマイナスになり、それに伴う追証が発生するのですが、海外業者の場合はマイナス分をカットして口座残高を0にしてくれます。

実際『XM』という海外FXブローカーでは

重要なお知らせ

昨日のスイス国立銀行 によるEUR/CHF の上限撤廃の決定の結果、XM には影響がないことを弊社のお客様に保証致します。

今回の件における弊社のビジネスへの総括的な影響は取るに足りないものであります。

といった声明をだしゼロカットを実施しています。

今回のポイント

  • ゼロカットシステム:口座残高がマイナスになったとしてもゼロにも戻してくれる。追証は発生しない。
  • 海外FXブローカーの多くがゼロカットシステムを採用。
  • 口座残高がマイナスになるケース:週またぎのギャップと急激な相場変動の2パターン。

先のスイスフランショックの際、ほとんどのFXブローカーでは逆指値や強制ロスカットが正常に働かず、口座残高がマイナスになった方が多くいらっしゃいました。

そんな中、海外FXブローカーをご利用の方は口座残高を失うだけで済みましたが、国内ブローカーを利用していた方の多くは多額の追証を請求されてしまい、最終的にはFXブローカーとの訴訟問題にまで発展しています。

もはや、国内FXブローカーは絶対安全と言える時代も終わったのかもしれませんね。

ぜひリスク管理の一環としても海外FXブローカーを利用してみてください。思わぬ発見もあるかもしれませんね。

 

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